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Posted by naturum at

2024年01月20日

夢か現か

今回も一瞬のチャンスをモノにすべく浜に立つ。
で、その時が来た!   と思ったら、ヒラセイゴ。



その後、デカい魚(たぶん青物)が掛かったが、ギャギャギャ~!とドラグを鳴らした
あと、サヨナラしました。     やっぱりオレには、デカい魚は”夢”なのか?


久しぶりに風が吹かない予報なので、仕事終わりにイカ狙いで出撃。
しかし、やっぱりアタリもない。  ・・・もう、終わってしまったのだろうか?

ならばと、タチウオを狙ってみると・・・来た!   F3!  久しぶり!
しかし、どういう訳かあとが続かずこれ一匹のみ。



で、場所を変えてシーバス狙い。   TOPに出たのはヒラセイゴ。



これも単発で、しばらく粘ってみたが睡魔に勝てず車中泊。

翌朝、一瞬の”チャンスタイム”朝まずめに賭けて、暗い浜に出撃。
東の空がうっすら明るくなり始めた頃、ぐうんとアタッた!  「お! 来た!」

ジャンプしないので、シーバスじゃない!すぐに水面滑空しないのでソゲじゃない!
「おお~!久しぶりにヒラメがきたよ!」  41cmのギリヒラメ。


この冬初めてのヒラメなので、とてもうれしい。
その後も鼻歌交じりで撃ち続けるが、アタリはない。  「・・・まあ、いいさ。」



そして人が多かったサーフもほとんど人がいなくなったので、ぶらぶら帰りながら
めぼしい場所を撃っていくと、ぐうっとリールを巻く手が止まった!?

「お?!」反射的にアワセを入れたあと「あ、食った!」と、手応えで気が付いた。
心地好い引きを感じたあと、寄せ波と一緒に浜にズリ上げた。 45cmのヒラメだ!



「よしよし、一日にヒラメを2匹釣るのは何年振りだろうか・・・?」
「うししし、人がいないので自慢できないのがくやしい・・・」などと調子に乗る。

さらにぶらぶら撃っていくと、波打ち際でまた来た!  「え? うそっ!?」
今度は39cmのギリソゲ。    それでも、まさかの本日3匹目。



こんなことはそうそう無いよな。  運がいいのか?  まさか・・・ウデ?
「なんて・・・なんか、オレ、勘違いしてしまいそう・・・。」


前回の釣果が実力だったのかを確認するため、冷え切った早朝に浜へ出撃。
そしていい時間にアタリもなかったので、やっぱりあれは”たまたま”だったと思った。

しかし、すっかり明るくなった頃、波打ち際で”もそっ”と違和感が? 「あ、食った?」
半信半疑で合わせを入れると、生命反応が!  「おお?魚や!」



で、釣れたのはソゲだった・・・。  「う~ん、ビミョ~やなぁ・・・。」
一応釣果はあったので、まだ”勘違い”を継続しながら今年最後の釣行に臨むのであった。


23年最後の釣行。   暗いうちから撃って行くがカスリもしない。
そしてまた釣り人がいなくなったあと、ぶらぶら撃ちながら帰ることにする。

すると、クン!とアタッた? さらに巻き続けるとまたアタッた? 
で、さらに巻くと、ググッ!と「乗った!」   「おお~!来た来た!」



今年最後の獲物は、ギリギリ40cmのヒラメだ!
正直、ここ最近はこのパターンで釣れているので、釣れる予感はしていた。

しかし、サイズがイマイチ・・・なんて偉そうなことを言ってもすぐに迷路に迷い込み
また正解がわからなくなるのがヒラメ釣り。

来年以降も答えを求めて彷徨い、勘違いを繰り返しながら釣りをするんやろうなぁ。
まあ、それもまた楽し・・・やね。









「 年の瀬に  夢か現か  好釣果 」



END
  

Posted by オッチャンAngler at 11:49Comments(6)シーバス釣りフラットフィッシュヒラメタチウオ

2023年12月17日

うまい魚

暗いうちからシーバス狙いで浜に立つが、遠くでいいサイズをバラし、
それ以外にも2回ほどアタリがあったのにモノにできずにいた。

そして東の空が明るくなり始めた時、やっと来た!・・・って、ヒラセイゴやけど。
まあ、ボウズよりはマシってことで・・・。




そんな冴えない日の翌日は、龍神丸で三保沖に浮いていた。
まずは浅い所でやってみる。   ひとつテンヤや鯛ラバでアマダイなどを狙う。

すると、鯛ラバのフォールでゴゴッ!と来た。
強い引きを見せたのは、いいサイズのオオモンハタだ! 「これ旨いヤツや!」



そしてしばらくすると、また来た!   これもいい引きだ。
上がって来たのは、これまたいサイズのイトヨリダイ! 「これも旨いヤツや!」



色々場所を変えて探って行くと、また来た!  これもいい引きだ!
なんと、2匹目のオオモンハタ。  さっきのと同サイズ!

更に!  2匹目のイトヨリダイもゲット!   これまたさっきのと同サイズ。 
「どうなってるの?」と、苦笑い。   でも、まあ、今日はツイてるね!



そして終了前にお約束の”サビキでの小アジ釣り”でおみやげ狙い。
短時間で14匹ほど釣れたかな?   サイズも前回より少し大きくなっていた。



狙いのアマダイや真鯛は不発だったが、これはこれで満足な釣果になった。


朝の暗いうちから浜へ出撃。東の空が少し明るくなり始めた頃、ヤツは突然やって来た。
手元に伝わる強い衝撃のあと、ガバガバッと水面がかき乱された。

「シーバスや!しかもデカいぞ!」と、嬉しい心の叫び。
その反面、青物を狙ってたのに・・・と、少し残念に思う自分がいる。

すると、ヤツは大きな魚体を完全に水面に出す様なジャンプを繰り返す。
「この暴れようは・・・ヒラスズキや!」   ヨロコビがぶり返してきた。

そして寄せ波を利用して岸にズリ上げた。  ブリブリに太った75cmのヒラスズキ。
「美味い魚が釣れた。  これはこれで、嬉しい一匹となった。」



エラにナイフを入れて〆たあとすぐに続投態勢に入ったが時合いはその一瞬だけで、
その後はアタリもおさわりも一切なく夜明けを迎えたのだった。

そしてヨロコビのあと帰って捌くのが大変だったが、刺身・お頭の塩焼き・ホイル焼き
などなどどれも美味しくいただきましたとさ・・・。



調子に乗って翌日も出撃したけど、ダツのスレ掛かりのみ・・・。
「そう、うまいこと行かんか~。(汗)」


「 一瞬の  チャンスを狙う  朝まずめ 」



END
  

2023年11月24日

旬魚種連発

今が旬のヒラスズキ狙いで出撃。
しかし、2アタリ1バラシと、どうも冴えない結果のまま車中泊して再挑戦。

東の空が少し明るくなり始めた頃、・・・食ってきた!  いいサイズのヒラフッコ!
この場合のいいサイズとは、まな板に乗り捌きやすいサイズという意味。



血抜きをしてビニール袋にいれて持ち帰る準備をしてから、再度撃っていく。
するとまた来た!  これも同じ、体高があり丸々と太っていていいサイズ!



その後、辺りが明るくなるとアタリは無くなってしまった。
一瞬のチャンスをモノにできたので、とりあえず良かった。

後で魚のサイズを測り直したら、2匹とも60cmあった。
「あれ?一般的に60cm超えたらスズキになるな。 じゃあ、ヒラスズキ・・・か?」


雨が降った後の出撃。  狙いはもちろんヒラスズキだ。
海は荒れ海水は濁っている。  そしてなんとかいい場所に潜り込めた。

イマイチ海況が掴めないまま撃っていると、”コン”とシーバス特有のアタリ。
・・・というか、久しぶりにこんなアタリが出たから一瞬、「?」ってなった。

次の瞬間、激しいヘッドシェイク!  「おおお~!シーバスや!」
何度も抵抗して上がって来たのは・・・63cmのマルスズキ。



まだいるかも?と、3投目、また来た!   良く跳ねる! よく引く。
今度はヒラフッコだった。     シーバス2種確保。



その後、ラインブレイクで1匹逃がしてしまった。
高い波に揉まれてPEラインが傷ついていたのだろうか。  惜しい事をした。

それをきっかけになんだかやる気が無くなり、しばらく撃っていたが撤収する事にした。


週末、ちょっと遅い時間に浜IN。   波が高く、横からの風でやり難い。
それでもしばらくするとゴン!と来た!  「おお~!楽しぃ~!」



いい体格のヒラフッコだ。  「今日も、これでひと安心だ。」
その後すぐに続投。    しばらくすると、波打ち際でググン!と乗った。



これは短時間で取り込む事が出来たマルフッコ。
その後仮眠した後朝まずめを狙ってみたが、バラシ1で終わった。


その夜、釣り友が愛媛から帰省して来たので、一緒に再度出撃。
釣り友と言っても、息子の友人だ。  今回も息子は来ないが・・・。

久しぶりに会うので道中はお互いの近況報告。彼も色々釣って経験を積んでいるようだ。
で、まずはエギング。   しかし、波高くやり辛い。 アタリも無いので移動。

朝まずめはシーバス狙い。  二人並んで撃っていると、オレに来た!
「これはちょっといいサイズだ!」と、エラ洗いと引きを楽しむ。

77cmのマルスズキ。   「・・・あ、オレが釣ってどないすんねん!?」
ゲストに釣ってもらいたかったが、彼はアタリだけで終わってしまった。



明るくなってから釣具屋でイソメを買って、最近釣れ始めて来たカワハギを狙いに行く。
浜でカワハギを釣るのは初めてなようで、仕掛けやその他に興味津々。



釣り方や、カワハギの居場所をひと通り説明して、いざ実釣。
すると、すぐにカワハギゲット!「・・・マジか、こっちはまだ準備してる最中やで。」

オレも負けじとカワハギゲット!  今日は爆釣か!?と思った時はアブナイのだ。
案の定、お互い2匹づつゲットした後から、ぱたりとアタリが無くなった。



今日は、いやになるほど釣れるトラギスジャパンがほとんど釣れない。
エサがそのまま針について帰って来る事が多かった。

でも、なんとか彼もボウズ逃れはできたからひと安心。   
浜でのエギング、カワハギ釣りは初めてだったので、それなりに楽しめたようだ。



「今回は勉強になった。色々学ぶことは多い。」と言うので、
もうオッチャンは嬉しくなって色々手の内を明かしてしまうのだった。


翌週はシーバスのアタリは遠かった。  2回ほどアタリがあっただけだった。
スッキリしない気持ちを抱えて、カワハギ狙いに変更する。

すると、前回と違いカワハギ連発。 毎回アタリがあり、釣れるのはすべてカワハギ。
不思議なことに、トラギスジャパンをはじめその他外道は一切掛からず。



「こんな時もあるんやな・・・」 1時間半ほどで11匹のカワハギを釣る事が出来た。
カワハギは刺身と煮つけで美味しくいただいた。



「 秋の夜  旬な魚を  釣りに行く 」




END
  

2023年10月24日

小さな獲物たち

ここのところ全くいい時が無い、オフショアジギング。
この日も朝5時に、4名を乗せた龍神丸で三保から出港した。 
 


まず、最近釣れているらしいタチウオを狙ってみると、早速みやざきさんが釣り上げた。
「おお、いるやんか!」と、気合が入る・・・と、ズーンとタチウオ特有の重いアタリ。

「おお~。来た来た! 久しぶりやな~」と、ニヤニヤする。
そしてさらに2連発。   しかし、細い。 F2ってところか。

底付近で掛かったタチウオは少しサイズアップし、F3くらいはあった。
これが2本で、合計5本。   最近の釣果にしてはまずまずってところか。



その後、タイラバでいいサイズの魚を掛けたのだけれど、バレてしまった。
「ああ、もったいない・・・。」

今日は全体的にはなんだかんだと魚からの反応は有ったのだが、イマイチ魚が小さい。
で、アジが釣れているポイントでジグサビキでシャクっているとゴゴッと来た。

「おお? 結構いい引きをする。」  で、上がって来たのは、尺越えのアジ!
「おお~!こりゃ、いいね~!」  「美味そう~!」と、またニヤニヤする。





そして、調子に乗ってもう一匹追加。 アタリは有ったのだが乗らないも数回あった。
後半はイマイチ食いがシブくなったので、帰り際にお土産用の豆アジを釣って帰る。



これはこれで面白い。   ほんの短時間で豆アジ10、カマス2。
タチウオは天ぷら、豆アジは唐揚げ、アジとカマスは干物で美味しくいただいた。


また台風が発生し、関東直撃か!?という予報が外れて温帯低気圧に変わり、
コースも東にそれた。   それでも各地で大雨が降ったのだが・・・。

そんな週末は久しぶりによねさんが山梨に釣りに来るというので、
北部の溪でご一緒させていただくことになった。



8月の雰囲気では上流部は魚も小さく数も少なく、中下流域の方がまだ魚はいた
という印象だったので、下流部をやってみたが小さなアマゴが時折顔を出すだけ。



夏休みに相当人が入ったようで、稚魚でさえ警戒心が強かった。
場所を変えてまずは腹ごしらえをしている所に、漁協のおっちゃんがやって来た。

「型が小さいと他の釣り人も言ってる」と、教えてくれた。
そして、「今日は無券の人が多い」と嘆いていた。



案の定、ここも小振りなイワナが数匹。   
気分を変えるために川を変えて望みを託してみたが、ここも同じような感じだった。



今年最後かもしれない渓流釣行は、消化不良で終わりそうだ。


翌日、暗い静岡の浜でイカ調査。   しかし、全く反応はなかった。
空が少し明るくなった頃、隣でやっていた山梨組のKさんがタチウオを釣った。

タナ、距離などを聞いてオレも続けと誘いをかける。
すると、アタる!けど乗らない!?  乗った!でもバレた!? と、なかなか難しい。

魚が小さいので、なかなか掛からない。  で、ようやく釣り上げたF2ほどのタチウオ。
明るくなるまでの短い時間だが何度もアタリバラシを繰り返し、結局3匹で終了。



明るくなってから底付近でいいサイズの魚を掛けたが波打ち際でバラしてしまった。
今日一の引きだっただけに、非常に悔やまれる一匹だった。

Kさんがサビキ仕掛けでスマを釣ったので、おれも急ごしらえでサビキを一本付けてみた。
期待を込めてキャストを繰り返すが、釣れない我慢の時間が続いた。



諦めかけた頃、ペンペンが回ってきた。   そしてゴゴッ!と待望のアタリ!
ヤツはジャンプを繰り返して楽しませてくれた。なんと、自家製サビキに掛かっていた。



サビキが無かったら掛かっていなかったかも?
今回は隣でやっていたKさんに助けられた感じの釣行だった。


ぼちぼちとアオリイカが釣れ始めた様なので、仕事終わりにイカ狙いで海まで走った。
約3時間、暗い浜でひとりシャクリを繰り返すが、・・・釣れない。

「この時期なら比較的簡単に釣れるのに、どないなっとんねん・・・」とボヤキが入る。
既に潮止まりの時間。   諦めかけた時、クイクイッとエギが引っ張られた。



すかさず合わせを入れる! 「よっしゃ、乗った!」 小さいが、今季初のアオリイカ。
そこから急にイカが釣れだした。    しかし、大きくても300gあるかないか。



4杯ほど釣ったあとしばらくアタリが無くなった。  時計を見れば3時を過ぎていた。
で、朝まずめに備えて、一旦車に戻って仕切り直し。

朝まずめは前回いい思いをしたので、タチウオ狙いに切り替える。
しかし、これまた釣れない。  一度、遠くでアタリがあっただけ。

周りでも全く釣れていない。 で、これはひょっとして・・・?とエギを投げてみた。
すると、2投目で乗った!   「・・・おお、やっぱりいた。」



そしてさらにもう一杯追加! 読みが当たり気分はいいのだが、魚は全然釣れなかった。
久しぶりに徹夜で釣りをしたので疲れた。     この夜は爆睡だった。




2日後、また雨上がりの暗い浜に立っていた。   この日もイカ狙い。
しばらくすると、ジンドウイカが釣れた。  しかも2連続。

そして3杯目・・・これは、小さいけどアオリイカ。
そこからまた夜明けまでしゃくり続け、4杯のアオリイカをゲット。



そしてまた、魚は釣れなかった。    この日は朝から風が無く蒸し暑かった。
2日前の徹夜の影響もあったのか、9時を過ぎるととなんとなく気分が悪くなって来た。



「こらあかん!」と慌てて撤収した。  熱中症の一歩手前まできていた感じだった。


翌日、体調も回復したので、山梨北部の渓流に行ってみた。
前回はイマイチだったので、そのリベンジで上流部に入った。



・・・が、結果は同じ。  小振りなイワナを3匹釣るのが精いっぱいだった。
昼食後、別の川に入った。   そこも魚の姿はなかなか見ることはできなかった。



しかし、ちょっとした深みの大石の前で出た!「あれ?これはちょっといいザイズや!」
久しぶりに#2ロッドを曲げてくれたのは、25cmのイワナだった。



その後一匹追加して、深追いせずに早上がりしたのだった。
そしてこれが、ホントの渓流最終釣行になった。


お彼岸に大阪へ墓参りに帰ったあと、滋賀県の大津市に立ち寄った。
嫁さんが色々買い物をしている間、久しぶりに琵琶湖でバス釣りをしてみた。



しかし、向かい風爆風で思うように釣りが出来そうもない。
湖岸沿いを車で流していると、以前来たことのある水路を発見。

丁度風裏にもなるのでちょっとやってみることにした。
しばらくペンシルベイトで探っていると、チュパッと水中に吸い込まれた。

「お、久しぶりの琵琶湖バスや!」  小さいけど、なんかウレシイ。
さらに水路を移動して、同じようなサイズを4匹追加する事が出来た。
  




20年振りに訪れた琵琶湖は、あまり以前と変わっていない様でなんだか少し安心した。


仕事終わりに海まで走ってアオリイカ狙い。
開始早々に立て続けに2杯ゲット。   その内1杯はちょっとマシなサイズ。



さあこれから!と思ったが、まったく反応が無く諦めかけた時にまた2連発。
・・・そしてまた沈黙。    今回も朝までやってみたが魚は釣れなかった。




この日はタチウオとアオリイカの二兎を追ってみた。
タチウオ狙いでジグをシャクっていると、キョーレツな中層根掛かり!

「おおっ!来た!」  と思ったら、そこから上がってこない。
そして強い力で下へ下へとぐいぐい引いていく。  「ヤバ!こりゃデカい!」

と思ったらバレた・・・。   思わず天を仰ぐ。   星が涙で滲んでいく。
気を取り直して再びしゃくり倒す。   すると、またアタッた!

今度の引きも強いが先ほどと違い走り回る。   「おお~!いいサイズのサバだ!」
久しぶりにサバを釣ったので、改めて引きの強さに驚いたのだった。



更に続けていると、また何かが食った。 がこれはカマス。 いるとは聞いてたけど。
久しぶりに魚が釣れたので、その後も粘ってみたけどイマイチだった。



で、改めてイカ狙いに変更。   小振りなアオリイカが2杯。
連日釣られているからだろうか、サイズが小さくなってちょっとシブくなって来たかな?




この日も暗くなってから浜IN。    今日はヒラスズキ狙い。
横からの爆風でとてもやり難い。「こりゃ、あかんかな?」と思いながら撃っていく。

すると、ルアーが着水して大きく出た糸ふけを取っているうちに食っていた。
ギャギャギャギャ~と、ドラグが出てバレた。 「ええ~!?」  また天を仰いだ。

「いや、魚はいる!」と、続投。   すると、ゴン!と今度は食った。
水面を割ってガバガバガバッとヘッドシェイク。    今季初ヒラフッコだ。



今日はアタる、バレるが多い。   大きい魚を2度もバラしてしまった。
2匹目のヒラフッコをキャッチできたのは、しばらく経ってから。

魚は小さい群れで回遊しているようだ。 同じタイミングで周りの人も釣れていた。
ちょっとスレて来たようなので、ルアーのサイズを落とすと3匹目が食った。



日が変わってからも少し粘ってみたが、もうアタリも出なくなったので撤収した。
バラシが多かったのが悔やまれるが、久しぶりに”祭り”に参加できて気分は悪くない。


「 デカいのを  バラしたあとに  天仰ぐ 」



END
  

2023年06月11日

五月雨海岸

GW中盤、前日の雨でキツイ濁りが入った海でホゲった帰りに、
山梨中央部の渓流に行ってみた。     ここは意外に水量が少ない。

フライで釣り上がって行くと、しばらくしてイワナが釣れた。
今日の釣り人は少ないけど、連日叩かれているのだろうかなかなか手強い。



流れの中から大きくは無いけど体高のあるカッコいいアマゴが釣れた。



なんとかキビシイ場所を攻めてアマゴ・イワナを合わせてツ抜け達成。


毎年恒例、田植えの手伝いで岐阜県に3日間帰省した。
空いた時間に近くの野池にバスを釣に行く。  これが結構楽しみなのだ。

池を覗き込めば小さいバス・ギルが泳いでいる。  「しめしめ、いただきや!」
そう、大きいのはオレのウデでは釣れないので、ちびっこと遊ぶのだ。

まずは、ちっこいペンシルベイト。   すると、いきなり出た!
って、ギルだけどね。   でも、これがおもしろい。



ギルを数匹って、バスはトップに反応しないようなのでワームに変えてみる。
すると、やっぱり食ってきた。   バスは少し沈めた方が反応がいい。



そして、日が傾きだすとトップでバス・ギルの反応が良くなってきた。
ニヤニヤしながら楽しんでいると、妻からLINEが来た。

「晩御飯、先に食べてるよ」  しまった!田舎の晩飯の時間は早いのだった。
18時。 慌てて帰路についた。   釣果はかるくWツ抜け。

で、2日目も3日目も2時間ずつくらいだけれど同じ場所に釣りに行って、
同じ様に楽しい時間を過ごしたのだ。   

トップで反応のいい誘い方を見つけたり、朝は夕方よりタナが深いとか発見があり
いろいろ楽しめた。 でも、デカいのもうろうろしていたけれどそれは釣れなかった。

3日間で50匹くらいは釣ったかな。・・・全部ちびっ子だけれどね。


GW終盤、朝飯を家で食べてゆっくり家を出て散々叩かれてめっちゃシブいだろうけど、
とりあえず山梨北部の渓流に行ってみた。     釣り人は少ない様だった。 
   


やってみたかった上流部が空いていたので入渓。  不意に川に近づくと魚影が走った。
「ん?魚がいる?」  警戒して岩陰に隠れて出てこないと思っていたのに、意外。

そして、ここって場所でイワナが水面を割る。     「・・・あれ?」
釣れる魚ははとんどが7寸~8寸。    そして、連発する事も。



ひょっとして、GWは釣り人が少なかった?
例年なら無邪気なちびっこかスレっからしの中型が、ポツリポツリと釣れるくらいなのに。



ここ2年はどはコロナで単独行動が許されたけれど、久しぶりに行動制限なしのGW
だったので世のお父さんたちは家族サービスを余儀なくされていた・・・とか?

そのため渓流には人が来ず、魚が残っているのかも。
とは言うものの、多少の警戒心は残っているのでそれなりのアプローチは必要だ。

で、途中川原で昼飯を食ってさらに釣り上がり、久しぶりに渓流釣りを堪能した。
まだ時間はあったので、ちょっと場所を変えてやってみたがここも魚の反応は良かった。



やっぱり、今年のGWは釣り人が少なかったのかもね。
だって、GW終盤で30匹以上も釣れるなんてこと最近じゃなかったことだから・・・。




天気予報が当日になって大きく変わり、久しぶりに雨が降る浜に立った。
周りで小さい型ながらもポツリポツリと釣れている。

オレはアタリすらない。    ・・・ただでさえ雨でメゲそうなのに。
雨は一向に止む気配はなく、7時を過ぎると皆見切りをつけて帰って行った。

「濡れたついでだ」と、しばらく居残り。   うろうろしていると、ライズ発見。
何度かその辺りを探っていると、突然食ってきた!   反転した時に姿が見えた。

「ヒラメや!おおお~!デカいぞ!」と喜んだのもつかの間、バレちゃった。
「あああ~!」思わず天を仰ぐ。    雨か涙かわからないものが頬を伝う。

「だああ~!畜生!  あああ~!畜生!」と、誰もいない浜でひとり大声で叫ぶ。
すると、今度は遠い所でライズ発生。  ひとりで吠えている場合ではないと、続投。

すると、また食った!  今度はエラ洗い。   「スズキだ!」
さっきのヒラメではないので、なんとも言えない気持ちにはなったが、それはそれ。



今度はバレないように祈りながら浜にズリ上げた。   78cmのマルスズキ。
しかし、尾びれの下側が何かに食われて欠けていた。

まだ傷は新しかったので、これを食う魚って・・・サメ?
まあとりあえず、雨に濡れても粘った甲斐があった。   「・・・やれやれ。」


海でホゲったあと、久しぶりに山梨中央部の渓流に行ってみた。約3週間ぶりの渓は、
青々とした木々が覆いかぶさり、もうすっかり初夏のそれになっていた。



昼飯を食ってからショートロッドで釣り上がって行く。   
前日の雨で川は少々増水気味。  魚は警戒心が強くなかなか口を使おうとしない。

水面に出ても食っていないってことが頻繁に発生する。
フライを#18にサイズダウンし、やっと食わせたアマゴ。



素早い動作で岩陰から飛び出してきたイワナ。



などなど、シブいけれども丁寧にアプローチすれば魚は何らかの反応はしてくれる。
GWが終わって家族から解放されたお父さんたちが、平日にドッと押し寄せたかな?

3時間ほどでアマゴ3、イワナ4と、オレ的にはこの状況ではよく釣れた方だと思う。


翌週末も海の帰りに山梨中央部の渓流に立ち寄ってみた。
前回とは違う場所をフライで釣り上がって行く。   ・・・予想通り、シブい。

元気なのはちびっこアマゴだけで、チュパチュパフライを食って来る。
6匹目でようやく写真を撮ろうかと思えるサイズが釣れた。



その上流部はイワナの生息域だが、警戒して奥の奥で息をひそめているようだ。
何度も撃ち直して、フライがようやく奥の奥に入るとやっと出る。



なかなか手強い。   相当叩かれている印象だった。
数的にはアマゴイワナ合わせるとツ抜けたが、小さい魚が多かったな~。


「雨の浜  ヒラメ逃して  欠けスズキ 」



END
  

2023年05月14日

いっぱい釣れた春

4月上旬、まとまった雨が降って海が荒れたけど、波が収まる予報だったので海に出撃。
シーバス狙いでシャローミノーを撃っていく。

少しづつ場所を変えながら様子を見る。    すると、明るくなって来た辺りから
水面が騒がしくなってきた。    ・・・が、ルアーには全く反応しない。



捕食しているベイトがこれまた小さい。  極小稚アユパターン?
ならばと小さいルアーに変えてみるが、アタリがあっただけ。

そんなこんなで悪戦苦闘していると、Nさんがやってきて「いっぱい釣れた」なんて
言うものだから、軽いめまいを起こしながらキャストを繰り返すのだった。

しかし、まったく食ってこないのでNさんが釣った場所に行ってみた。
「先帰るから頑張ってね。」と、Nさん。   その背中を見ながらの一投目。

岸際でボイル!?息を飲んで岸際までルアーを引いてくると、突然ガツンと来た!
「おおおお~!マジか?いきなり?!」   「来たよ~!」とNさんに声をかける。

しかし、喜びの声は届かず、Nさんは振り返りもせずにゆっくりと岸際を歩いて行く。
こっちはなんとか岸際の攻防を制し、寄せ波に乗せて岸へズリ上げる事が出来た。



タナボタ感が否めないが、久しぶりのランカーシーバス。    81cm。     
嬉しいのだけれど、嬉しいのだけれど・・・なんかビミョ~な感じ。

そのあとも粘ってみたけどアタリがあっただけ・・・で、山梨中央部の渓流に移動。
さすが日曜日、人が多い。前後を釣り人に挟まれる様に釣り上がって行く場所もあった。    

それでも26cmのイワナを筆頭に5匹。 岩陰から勢いよく食ってきた。





アマゴはちびっ子が多かったけど、なんとか4匹。  流れの中から飛び出して来た。 



今回はシーバスが釣れてアドレナリンが出たからなのか、キツイ睡魔は襲ってこなかった。


4月中旬なのに、ここのところ夏を思わせるくらいの陽気で、暑い日が続いていた。
なので、久しぶりに山梨北部の渓流に行ってみたが、気温は・・・7℃。



今日から急に気温が下がり、まるで4月の様な・・・って、あれ?いま何月?
なんて、最近は季節感が狂ってしまう様な気候になっている。

急に寒くなって虫も飛んでない。  それでも、昨日までは虫が飛んでたはず。
「なら、魚たちにはその記憶が残っているはずだ!」と、都合のいい事を考えてフライ。

あまり人が入ってなさそうな場所を選んで釣り上がって行く。
すると、やっぱり出た!    「うひひひ、うれしいね~!」



その後数匹を追加して移動。    ここは短い区間で勝負。
で、ここでもやっぱり魚は元気に水面を割ってくれた。  この時すでにツ抜け達成。



上流部に釣り人の姿が見えたので、ここも数匹釣って深追いせずに移動。
ここはアマゴとイワナが混生する領域。



昼からは気温も上がり、魚たちも元気に水面を割ってくれる。
スレ気味ではあるけれどフライへの反応はいい。 ここでもツ抜け達成。



少し肌寒かったけど、天気も良くて気持ちのいい一日だった。


今日からGW。     近年、コロナ禍になってから釣り人が増えた。
多分今年も人がどっと押し寄せるだろうから早めに釣っておく。

予想通り、めぼしい場所には既に車が停まっている。
なんとかお気に入りの場所が空いていたので入渓。



すると、思っていた場所でイキナリ出た!
「よ~し、よ~し、いいよいいよ~!」などと言いながら釣り上がって行く。



人が入っていないわけでもないので、警戒心より食欲が勝っているって感じかな。
でも、流れの中に魚はいず、反転流や石の下にいてちょっとビビりながら出てくる。


それと、この春からまた以前使用していたランディングネットが復活した。
2年ほど前、背中からコケた時に折れてしまったので、代わりのものを使用していた。

しかし、使い勝手がいいので何とか修理したくて、色々考えた末の”金継ぎ”。
っていうか、真鍮の板を巻いてビス止めをして補強しただけだけれどなんか気に入ってる。



ここにネームでも入れればカッコいいのだけれど、そんな技術はオレにはない。
近くで見ればペンチで曲げたのでボコボコになっているし・・・。
でもまあ、これはこれでいいかな、と。

結局、三河川をハシゴしたが、何処も活性が高く今回もラクにWツ抜け。
とりあえず、好スタートが切れた今年のGWであった。


「 金継ぎの  ネットで掬う  渓流魚 」




END
  

2023年03月10日

もう3月やっと3月

2023年ももう3月になってしまった。
年明けから”はやり病”にかかり思うように釣りも行けず、行ったら行ったでボーズ続き。

これという出来事が無いのでブログのアップも怠っていた。
前回の釣行記を見返すと年末恒例の管理釣り場で〆た時からアップしていなかった。

22年の〆は、山梨県南アルプス市にある管理釣り場「ウエストリバー」に行った。
前年も同じ場所でやったのだが、その時はいいカンジで釣れたのに今回はやけにシブい。



友人は子供を連れてきていたけど全く釣れなかった。
放流をしてもらったのに、釣れなかった。

オレ達大人でさえ、あれこれやってなんとか20匹ほど・・・。
なんだかイマイチ・・・いや、イマサンな〆釣行になった。



その後は全く釣れない日々が続いた。    ああ、潤井川冬季特別区ができれば、
海でホゲってもニジマスを釣ってチャラにできたのに・・・。

そんな事をブツブツ言いながら、冴えない冬の日々を送っていたのだ。
そして2月の終わりが近づいてきたある日、仕事終わりにとある港に行ってみた。

アジ、カマス、カサゴ・・・なんでもいいから釣りたい。  しかし、アタラナイ。
うろうろしながら魚の居場所を探していると、グン!と来た。

「お?なんだなんだ?」   って、ほっそいタチウオ。  「・・・白髪か~。」
それでも何かしら釣れたのは、少し心が温まった。



その後車中泊して、翌朝は浜へヒラメ狙いで出撃。
辺りが明るくなった頃、ググッっと乗った!   「おお~、久しぶりや!」

以外と激しい抵抗を見せた”ギリヒラメサイズ”。
小さいけどうれしい一匹です。



それから「ショアでは釣れないからオフショアに行こう」と、少し前から
船に乗る約束をしていたのだが、船に乗っても釣れないことが分かった。

ほとんどアタらず、エソ、フグ、ちっさいなんとかっていう魚・・・。
唯一盛り上がったのは、キャプテンがウツボを釣った時だけ・・・。



「う~ん、これなら浜でやっていた方がお金が掛からないだけまだマシか?」
なんて・・・釣れる釣れぬは時の運。  ・・・やね。

そんなこんなでイマイチ釣れない日々を過ごして、やっと渓流解禁日を迎えたのだった。
しかし、解禁日だ!お祭りだ!と期待していたのとは少し様子が違っていた。

毎年恒例の成魚放流場所に行ってみたが、ひとは少ない、水量少ない、放流量少ない。
少ない三拍子が揃って、イマイチな解禁日になってしまった。



おまけに昼間の予想気温は4月並みなんて事を言ってたが、朝から肌寒く太陽も
あまり顔を出さないうすら寒い一日になり、魚の活性も上がり切らないままだった。



夕方、現場で顔を合わせたいつもの山梨組メンバーと「最近はいい話がないね」など、
薄暗くなるまで釣り談議に講じるのだった。  これも解禁日の楽しみのひとつなのだ。


「 釣れぬから  なおさら恋し  ニジの川 」




END
  

2022年12月30日

夕暮れの決闘

11月25日

また癒しのちょい投げ。   相変わらず、トラギスジャパンのプルプル・・・。
そして、待望のアタリと強い引き!    カワハギは良く引く。



今回も2匹しか釣れなかった。    連発は難しいな~。
夕方、シーバス狙いで出撃。   アタリもなく潮がどんどん下げていく。

フローティングシャローミノーでも時々底を叩く浅瀬。
コン・・・コン・・・ゴッ!  「・・・あ、根掛かり?」 竿をあおって確かめる。

すると、ググ~ンと竿が引き込まれた。   「あっ!魚や!」
ガバガバッ!とエラ洗い。     「おお~!久しぶりのシーバス!」



体高が高い65cmのマルスズキ。    「これは、うれしい一匹です。」
その後、場所を変えて攻めてみたが、セイゴ1匹追加しただけだった。




12月3日

久しぶりのオフショアジギング。     ・・・相変わらず、釣れない。

まあ、時々しかやらないので釣れないのはわかるのだが、他の人たちもイマイチなので
やっぱり海自体がシブいのだろう・・・。



6時出船。   1時間ほどアタリもない。
ライトジギングで、底からの巻き上げで何かが食った!  「やっと来たよ~。」



なんとかキープできそうなサイズのオオモンハタだ。
さあこれから!と思ったが、サバフグとエソの猛攻にあう。

どこに行っても何をしてもヤツらはやって来る。
そして、最後にハタ坊を釣っておしまい。   「ああ、もうやんなって来た。」



しかし、今回はなんとなくこうなる予感がしてたのでヒラメタックルを積んできていた。
仮眠してからのゆうまずめ、浜で様子を見ることにした。

ベイトが水面でざわざわしている。    すると、いいサイズのヒラメがライズ!
「おおお~!  いただきま~す!」と、キャストを繰り返す。  が、アタらない。

だんだん辺りが暗くなってきた。  さっきのヤツはこの辺りをうろうろしてるはず。
そう信じてルアーを投げ続けていると、グン!と乗った!

「おお~!ホントに来た~!」 久しぶりにヒラメの引きを味わう。
肉厚ボディの51cm。   しばらくビニール袋に海水を入れて活かしておく。



今が時合いかとすぐさま撃っていくが、同じヒラでもヒラセイゴが釣れただけ。
「そんなにうまくはいかんか・・・」 と、苦笑い。  ・・・でも気分はいい。



今回は予感とタイミングがアタッたな~。


12月10日

また癒されにちょい投げに行ってみた。
いつまで釣れるのかわからないから、行けるときは行ってみる。



で、やっぱりトラギスジャパン・・・。
そして、相変わらずカワハギ2匹。



もうそろそろ釣れなくなるかな?
「ああ、潤井川冬季特別区で釣りをしていた日々が懐かしい・・・。」


「 夕暮れに  予感的中  ヒラメ釣り 」




END
  

2022年11月14日

ちょい投げ

10月14日

なんとなく風が穏やかそうなので、仕事終わりに浜まで走って秋イカ調査に出撃。
ビミョ~な横風を受けながら、しゃくり始める。

しかし、潮が効いていないし、反応もない・・・今夜もキビシそうだ。
開始から約1時間、なんか”もわ~っ”とした感触が竿から伝わって来たので合わせてみる。

「乗った!・・・けど軽っ!?」  小振りなケンサキイカだった。
とりあえず”イカ”が釣れたから、まあイ~カ、なんて少し気分が楽になった。



更に約1時間、小さなタコが釣れただけ。 横風が強くなってきたので諦めかけた時、
なんか違和感を感じたのでとりあえず合わせを入れると・・・乗った!



小振りだけれど、やっと来たよアオリイカ。    この後は睡魔に襲われ車中泊。
翌朝はヒラメを狙って出撃したけど、やっぱり、予想通り、お決まりの・・・ホゲ。


10月24日

何を狙っても釣れないので、イソメを使ってちょい投げでカワハギを狙ってみる。
すると、外道のトラギスは釣れるのだが・・・。



しばらくすると、ガガッと強いアタリが来た!   「お!これは!?」
そして、今までにない強い引き!    間違いない、カワハギだ!

思った通り、ちょっといいサイズのカワハギゲット!



しかし、単発。     その後もトラギスが続く。

で、思い出したようにカワハギが掛かる。    が、少し小振り。
昼までに小振りカワハギ2匹追加して、エサ切れにて強制終了。




10月29日

この日もちょい投げでカワハギを狙うが、トラギスばかり。
3度ほどカワハギらしい強いアタリ&引きがあったが、全てバラしてしまった。



トラギスは何匹釣っただろうか・・・?  そのたびに「トラギスジャパン」と、
最近何処かで聞いたような言葉が頭を過るのだった。




11月5日

今回も浜でホゲったので、ちょい投げで心を落ち着かせる。
すると、早速強いアタリが来た!   「おおっ?引きが強いぞ!?」

カワハギのダブルだ!    そりゃ、引くはずさ~。   
いきなりこんな感じで始まったので、今日は爆釣か?と釣り人ならそう思うよね~?



そう思ったら釣れなくなるのが”釣りあるある”。
その後はトラギスジャパンばっかりで、なんとか一匹、カワハギを追加できただけ。



イソメ30gで約3時間遊べる。    例年なら浜でホゲっても「潤井川」で
ニジマスを釣って気分転換をしていたけど今年は「冬季特別区」が中止になった。



なので、浜で釣れないと、モロにこたえる。 いつまでカワハギが釣れるかわからんし。


「 ちょい投げで  強い引きなら  カワハギだ 」




END
  

2022年10月21日

秋イカ開幕

9月30日

仕事終わりに海まで走った。    風が強い予報だったが、行ってみたら微風。
「こんな事があるから情報に頼っていてはダメなんだよな~」と、思いながら浜IN。

早速アオリイカ狙いでエギを投げる。   一投目、潮の流れや水深を確認する。
二投目、どのタナにいるのかわからないので、少し上のタナからシャクって行く。

と、早速乗った!   「え?・・・マジ?」   「うひゃ~!こりゃうれしい!」
久しぶりにイカの引きを味わう。   心の準備が出来ない内に釣れてしまった。



秋イカ標準サイズの約300g。   こりゃあ、幸先いぞ。
爆釣の予感を感じながら撃っていくが、それっきり音沙汰なし・・・。

明日があるさと言いながら、車中泊。


10月1日

朝は青物狙いで出撃するが、アタリ2回で終わってしまった。
昼間は買い物したり仮眠したりして、夜の部に備える。

夕方、ニッチさんと合流し、強い向かい風を受けながら風が収まるまで無駄話し。
陽が落ちると風が収まって来たので、満を持してアオリイカ狙いで出撃。

とりあえず昨日釣った感じでシャクって行く。   しばらくすると、乗った!
「おお~!今日も釣れるやん~!」   昨日と同じくらいのサイズだ。



少しずつ移動しながら、イカがいる場所を探していく。
しかし、イマイチ反応が無い。 秋イカは釣れる時はバタバタと釣れるのだが・・・。

約2時間ほどたった頃、軽いイカパンチの様なものが有った様な無かった様な・・・?
で、その辺りをしつこくやって、移動しようかと思った時、突然、乗った!

「おお~!来た来た!」   乗った瞬間、さっきのよりも引きが強いと感じた。
「こりゃ、いいサイズやぞ!」と、ニヤニヤしながらジェット噴射を堪能する。

目測、500g。   この時期にしては良いサイズだ。
このあとしばらくやってみたが、反応は無いし疲れたし・・・で、再び車中泊。



このイカを家に帰って量ってみるとみると、580gもあった。
久しぶりに釣ったから、目測を誤った。  それでも、うれしい誤算ってやつやね。   


10月2日

朝3時前に起床。     再びふたりで暗い浜に出撃。
すると、開始早々に何かが乗った。   けど軽い・・・って、ケンサキイカだ。



こりゃ今日もイケるかと思ったのだが、そのあとはウントモスントモ・・・。
おまけに明るくなってからの青物も不発・・・。

それでも、今季初のアオリイカが釣れたから気分はいい。
刺身と一夜干しで美味しくいただいたのだ。   


10月8日

今回も暗いうちからエギング。   しばらくするとシャクった時にグッと重みが
掛かったがすぐに軽くなった。    ・・・カンナに掛からなかったか?

そのままエギをフォールさせて、再びシャクると、乗った!  「あ~、うれし」
300gくらいで、秋イカらしい大きさ。   しかし、後が続かず。



明るくなって青物を狙うが、イマイチ、パッとせず。
エサの人たちは釣れているので、魚はいる様だ。



で、なんとなくあきらめムードで投げたジグにゴン!とアタッた。
「え?来た来た!」   久しぶりの青物の引きに少々アセル。

マルソウダだ。     このシブい時に釣れたのは嬉しい。
そして、続けざまに投げたジグにもヒット!  2連発。



・・・その一瞬だけだった。    あとは全く音沙汰なし。
夜、エギングをやってみたが変な横風が吹いてやりにくく、早々に車中泊。

翌朝はシーバスでも・・・とやってみたが、これまた不発。
う~ん、今回は”しりすぼみ的”な釣行になってしまった・・・。



「 始まった  秋の夜長の  アオリイカ 」




END
  

2022年07月06日

メマトイとオニヤンマ

6月17日

今回も予想通り、海でボウズを喰らって、そのまま山梨中央部の渓流に行った。
昼飯を食ってから入渓。    平日なので比較的空いている。



しかし、普段から人的圧力が掛かっているせいか、魚の姿は見えるのだが水面に出ない。
それでも小さなスポットや複雑な流れを狙うと、時々アマゴやイワナが顔を出す。



15時くらいまでやって、何とか8匹ほど釣れたかな?
今夜は家族でプチキャンプ?なので、早上がり。  帰って準備しなきゃ。

19時、山梨県甲斐市の山の中にある「ノースランド キャンパーズビレッジ」に到着。
ここは、幌馬車風のログハウスで宿泊し、備え付けのタープの下でBBQなどができる。



キャンプというより、グランピング・・・かな?
都会的でもおしゃれでもないけど、自然に囲まれて居心地がいい。

着替えと食材を持っていけばOK牧場。  調理に必要な物は貸し出してくれるのだ。
肉や野菜などを焼きながら、「ドメーヌヒデ」の赤ワインを飲む。「ああ、シアワセ」



晩飯を食った後、管理棟奥のバーに行く。  なんとここには”ソムリエ”がいるのだ。
ワインの話を聞きながら、白ワイン各種を飲み比べ。  さすがに、どれも美味い。

話しの流れからジンを勧められ、初めて飲むジンはキツイ、キツイがクセになる。
もうかなり酔っぱらっていたので、あまり飲まない様にしていたら嫁と娘が呑んじやった。

楽しく飲んで幌馬車に戻ると一気に睡魔が襲って来た。   6月とはいえ山の上は
まだ寒い。  暖かい布団に包まると、あっという間に夢の中に突入するのであった。

6月18日

朝5時頃にのそのそと起きて、インスタントコーヒーで目を覚ます。
ガスもヤカンも忘れてきてしまったが、管理棟にはポットに入ったお湯がある。



まさに至れり尽くせり。   ゆっくり朝ご飯を食べて、10時にチェックアウト。
こんな感じの贅沢なゆるキャンでも利用料は安い。  「こりゃ、また来ないと。」


6月19日

朝飯を食ってからゆるゆると、山梨北部の渓流に出撃。
夕方、雨が降る予報だが空は快晴。   最近好調な川の上流域を釣り上がる。



・・・が?  イマイチ魚の反応がシブい。  しばらく釣り上がってようやく一匹。
イワナの反応は様々で、なかなか食わないかと思えば、流れの中から飛び出すヤツもいる。



岩が白く水が綺麗な渓流に陽が差すとでフライを見失いがちになり、気が付いたら
釣れてたってのが数回あった。      昼からは下流部に移動する。

この辺りはアマゴとイワナの混棲域。    まずは良いサイズのイワナをゲット。



その後、早い流れの中から素早い動きでフライに飛びついてきたのはアマゴだった。



その後もアマゴ、イワナを交互に釣って行く。  頭上の木にフライを引っ掛けたので
取ろうと顔を上げるといつの間にか黒い雲が広がっていた。



「予報通り、こりゃ降って来るな・・・。」しばらく釣り上がり、ポツリポツリと雨が
川原の石を濡らし始めたので車に戻って帰り支度をしていると本降りになった。

今回も短い時間だったけど、ツ抜ける事が出来てひと安心。     


6月25日

朝飯を家で食ってから、山梨北部の渓流に出撃した。
久しぶりに昨年よく行った上流域を釣り上がってみた。



ジンクリアの川に白い石や砂、所々木漏れ日が射す深い渓谷。
気分はいいが、フライが見にくいのが玉にキズ。

比較的見やすい黒いフライに替えてもイマイチだが、なんとか釣り上がって行く。
やっと目が慣れ、キャストも決まるようになるとポツリポツリとイワナが顔を出す。



しかし、全体的に小振りな印象だ。  6匹ほど釣った辺りから全く反応が無くなった。
「こりゃ、最近人が入ったかな?」   ちょうどお昼なので車に戻った。



ひと山超えて隣の”最近調子がいい川”へ移動する。  ・・・が、なんかシブい。 



魚はいるのだが、すごく警戒しているのがわかる。   かなり叩かれているようだ。



入った場所は違うが同じ川、一週間も経っていないのに心なしか魚影も薄く感じる。
一日粘ってやっとこさツ抜ける事が出来た。    なかなか難しいもんだ。

そういえば、以前、福岡の釣具屋さんで買った「撃退オニヤンマ~」を使ってみた。
効果が半信半疑なので自分で色を塗る少し安いタイプを買った。



適当にポスカやマッキーで色を塗ったので細かい所は下地が見える状態だけどね。
この三釣行とも虫が少ないように感じたので、初めは帽子に付けていた。

すると、やっぱり目の前をクルクルと舞う黒い虫が現れた。
これ、「メマトイムシ」って言うらしい。   目に纏わりつくから。

で、胸のポケットに付けて、尚且つオニヤンマの顔がオレの顔に向くように
取り付けてみた。   すると、特に虫を気にせずに釣りが出来た。



っていうか、三日とも釣り終わった後に「そういえば、虫が来なかったような?」
って、思ったのだった。   虫が煩わしかったら覚えているだろうから。

三日とも比較的虫が少ない日だったのだが、なんかいいかも?
これからいろいろ試して、どんな虫に効果があるか検証をしてみようかな~。


「 メマトイを  食うぞと睨む  オニヤンマ 」



END
  

2022年06月27日

背水の陣

6月9日若潮

最近は海の獲物を手にしていない。   もうこうなったら海の釣りに集中しようと、
渓流タックルは家に置いたまま、仕事終わりに出撃した。今回は保険を掛けないのだ。

日が暮れてから浜に到着。     タチウオやサバでも回ってこないかと、
しばらくジグを投げていたが、全くアタらないのでエギを投げてみる。

予想通り、全く反応が無い。  既に2時間が過ぎ、そろそろ明日のために寝ようかと
思いながらいい加減にエギをシャクっていると、グ~ンと、乗った!?

「・・・え?なに?うそ?」と、突然のジェット噴射に戸惑いながら寄せてくる。
ライトで照らすと、アオリイカ!  触手一本だけ掛かっている。   

「ヤバイ、バレるなよ~。」と、祈りながら浜にズリ上げる。   650g。
春イカにしては小振りだが、今のオレには十分。   踊りだしたい気分だ。



これで気持ちが楽になった。   久しぶりにいい気分で車中泊。


6月10日中潮

3時間ほど仮眠して、今度はヒラメ狙いで暗い浜へ出撃。
東の空が明るくなる少し前、ググン!とアタッた!   ヤツは勢いよく水面を割る。

「お、シーバスか!」  ファイトの感んじからしてフッコサイズやな。
繰り返すジャンプを竿先でいなしながら浜にズリ上げる。   60cmのフッコだ。



「よ~し、よ~し、いいカンジや!」  と、このまま調子に乗ってヒラメを狙うが
そうはうまくいかないもので・・・。 遅い時間まで粘ってみたがアタリもなかった。

まあ、今まで全く海では釣れなかっただけに、釣果があっただけでも大満足だ。
”背水の陣”で臨んだ甲斐があったというものだ。



っていうか、夕方に用事があって渓流やる時間があまりないので、今日は海で粘ろうと
思っただけなのだが・・・。    とりあえず、ひと安心。


6月12日

朝飯を家で食ったあとゆっくりしてから、山梨北部の渓流に行ってみた。
前日、よねさんとカズさんが釣りをして良い釣果だったらしいので気になって・・・。



エキスパートの彼らがやった区間は”竿抜けポイント”など有ろうはずもなく、
俗にいう”ぺんぺん草も生えていない”状態だろうと、その上流部をやってみる。

曇り空で時々青空が顔を出すくらいで、肌寒い。  カッパを羽織って釣り上がる。
ポツリポツリとイワナが水面を割る。   やはり、この辺りは魚が残っている。





しばらくすると、魚の反応が急にシブくなった。   「朝一、人が入ったか?」
ちょうどお昼になったので飯を食うため車に戻った。

そのあとは下流部へ移動。   ここはいつも釣り人が入っている人気エリア。
ここ数年、このエリアはあまり釣れないので滅多にやらない場所のひとつだ。



日曜日の午後、ここで魚が釣れたら今年の魚影の濃さは本物やな。
と、思っていたら、出た!    「うっそ、こりゃいい。」



その後も、シブイながらも、ポツリポツリとイワナが顔を出す。
15時に退渓する頃には、余裕でツ抜け。    サイズは24cmが最大だった。



「魚が育ったらもっと楽しめるなぁ」と、うれしくなる今日この頃。


「 ケツに火で  やっと本気に  なるタイプ 」




END

  

2022年05月25日

ボウズとバラシ

5月12日

休みを取って出撃するも、浜ではアタリもクソもない状態。
常連のSさんが何やらデカい魚を掛けていたが、結局バラしてしまった。



彼は非常に悔しがっていた。  こりゃ、しばらくは立ち直れないだろうなぁ。
そう思うと、以前から思っていたことが頭を過る。

アタリもクソもないボウズと、大物を掛けたがバラしてしまうのと、どっちが幸せか?
釣れなかったら悔しいが、それまでの話し。  しかし、唯一のアタリ、しかも大物。

これをバラした時は、まさに天国から地獄。   しばらく尾を引く”やるせな感”。
この手に残る重量感と生命感。 「こんな思いをするなら出会わなければよかった。」

という”月9ドラマ”の様な台詞をつい吐いてしまう。   周りの人たちは、
「惜しかったね~!」とか「釣れない中で掛けたのはさすが!」とか言ってくれるが
まったく慰めになっていない。  そっとしておいいて欲しいが、知らん顔もツライ。

いろんな感情が渦巻き、ダークサイドに堕ちそうになる。    一方、周りの人は
「残念だね」とは言うものの、どこかホッとしているのは否めないはず。

ほとんどの釣り人は、少なからずこういう経験をしていると思う。
こういう経験が有るから、のちの釣りに役立つと思いたいけど・・・。

山梨中央部の渓流に移動しながらそんな事を考えていて、「ボウズで良かった。」と、
トンチンカンな事をついうっかり口走ってしまう、ボウズ続きのヘタレ釣り師。



海でゆっくりし過ぎたので、釣り始めたのが昼前だった。
入渓と同時に風が吹いてきた。   空を見ると雲行きも怪しい。

魚影が濃いエリアを足早にチェックしていく。   ・・・が、シブい。
たくさんいたアマゴの姿はほとんど見ず、代わりにイワナが顔を出すようになってきた。



で、何とかイワナを3匹ほど釣ったところで雨が降ってきたので撤収。
ヘタレ釣り師は、雨にも風にも負けちゃうのだ・・・。


5月15日

海は荒れてそうなので、山梨北部の渓流に行ってみた。
少し早めに出たので、先月良い思いをした川をルアーで釣り上がる。



前々日の雨で増水しているかと思ったが、水量変わらず。
濁りもそれほどない。   天気は、一日中曇りの予報だ。

しばらくすると、いきなりルアーを引ったくるアタリ!
23cmと長さは無いが、体高のあるカッコイイアマゴだ。



よしよし、と更に釣り上がるがやはりスレている。    なかなか食わない。
それでも何とか6匹。    甘噛みが多く、バラシ多数。



基本的に渓流魚はキャッチ&リリースしているので、シングルフックを使用している。
できるだけ魚を傷つけないようにと、ランディングネットの絡みを軽減するのが目的だ。

こんな甘噛みばかりの時は、3本フックにしたらもうちょっと掛かりがいいのだろうけど
シングルのままで行く。  デカい魚はちゃんと食って来るし、針を外す時楽だしね。

田んぼの水が入って白く濁って来たので、イワナを狙うために上流部に移動する。
幾つかの入りたい場所は既に車が停まっているので、空いてる場所で竿を出す。



案の定、なかなか出ない。  「やっぱりスレてるな~。」
しばらく釣り上がって、反応がイマイチなら移動するを繰り返し、なんとか3匹。



15時過ぎ、ここが最後の場所かな?と、釣り上がって行く。
しばらく釣り上がって緩い流れにフライを浮かべると、水面に大きな口が開いた。

フライを食った瞬間に合わせると、ラインブレイク。  「ええ~!なんで~?!」
思わず天を仰いだ。    ラインはフックとの結び目付近で切れていた。    

ラインが傷ついていたのか?何度か頭上の枝に絡んだからな~。それとも、魚の歯?
角度的に姿は見えなかったけど、あの口は・・・デカかったな~。

「ああ、出会わなければよかった・・・」と、がっくりと肩を落とすのだった。
・・・せめて、掛かったフックがすぐに外れてくれる事を願うばかり。

失恋を忘れるには新しい恋をすること。逃した魚を忘れるには新しい魚を釣ることや!
などと、訳の分からないことを言いながら釣り上がり、悔しい気持ちを紛らわす。

その後は、竿抜け場所なのかタイミングなのか、いいカンジで3匹連発。
「いやいや、これくらいではまださっきのショックから立ち直れないよ。」





そこからしばらく釣れなくなったのだが、複雑な流れの底に魚がいるのが見えた。
フライに興味を持つのだが出ない。   そうこうしていると反応しなくなった。

時間的にもこの魚が最後かな?という事で、フライを変えて小さくしてみた。
その一投目、焦るあまりミスキャストで捕食レーンを外してしまった。

が、そのまま流しているとスーッと魚が寄ってきてパクッ!  「え?うそ!?」
フライが合っていれば、こんなに簡単に食って来るのか?と、ニヤニヤしながら
#2ロッドが気持ちよく曲がるのを楽しむ。  ちょっといい顔の26cmのイワナ。



う~ん、これでさっきのは帳消しってわけではないが、気分は悪くない。

この魚はガッツリ食っていて、喉の奥、エラの内側に針が掛かり外すのに手間取った。
そして流血がひどく「こりゃ、もう駄目だな」と判断したのでその場で〆て持ち帰った。

久しぶりにイワナの塩焼きを食ったら、優しい味で美味かったなぁ。


「 下手釣り師  ボウズ続きで  なに想う 」





END

  

2022年05月16日

GWの釣り事情2022

4月28日

今年は世間一般のGWよりも一足早く休みを取り、魚もフライングゲットするつもりだ。
・・・が、世の中そんなに甘くない。 山梨中央部の渓流は朝から強風が吹いていた。



ルアーで勝負してみるが、午前中はちびっこアマゴ一匹のみ。



昼から少し風も収まって来たので、フライに替えて釣り上がって行く。

でもやっぱり風の影響で、へたっぴキャストではなかなかうまくいかない。
それでも「修行」と自分に言い聞かせ、悪戦苦闘しながらなんとか渓魚がポツポツと。



活性が上がってきたタイミングと合ったのか、多少フライにドラッグが掛かっていても
水面を割ってくれる。      しかし、サイズはイマイチ・・・。





そして陽が傾き、そろそろ帰ろうかという時に今までよりもデカい魚体が水面を割った。
#0ロッドが気持ちよく曲がる。    「っか~!やっと出会えた!」



やっと25cm級のイワナが釣れた。     もうこれで満足だった。
結局、なんだかんだ言っても、GWの初日はツ抜けでスタートしたのだった。


4月29日

昼から雨が降るという予報なので、山梨北部の渓流に出撃した。
早めに家を出たのに、行く先々には既に釣り人の車が停まっている。

「・・・マジか、GWをナメてた。」  なんとか空いている場所を見つけて入渓。
時間もないので手っ取り早くルアーでやってみるが、魚の追いが見られない。



一週間ほど前はあんなに魚がいたのに・・・どこ行ったんや?
場所を変えても既に新しい先行者の足跡が多数。  案の定、シブい。

警戒しているのか食っても甘噛みが多く、バラシ多発。
やっと小振りなアマゴを5匹釣ったところで、予報通り雨が降ってきたので強制終了。




4月30日

久しぶりのオフショアジギング。    朝五時、4人を乗せた龍神丸で出港した。
朝タチから始めるが一向にアタらない。    しかも強風でうねりあり。



最悪のコンディションの中、ジグやタイラバで魚のご機嫌を伺う。
隣は久々に参戦してきたみやざきさん。  ふと見ると竿が曲がっているではないか?

竿先をたたく感じからしてタイ確定。   そして、小振りだが本命ゲット。
それを見てこちらも俄然やる気を出してタイラバで攻めてみるが音沙汰なし。

今日は強風うねり、おまけに潮が速くめっちゃやりにくい。
すると、みやざきさんがまた掛けた。   「え?また来たの?」

なんて言ってるとオレの竿がグーンと引き込まれ、グングングンと生命反応が!
「こっちも来た~!」   が、みやざきさんんとラインが交錯している様な位置。

「ひょっとして、ラインが絡んでるかも?」と、心配しながらさらに巻き上げる。
先に上がって来たのはみやざきさん。     ホウボウだ。



そして・・・オレもホウボウだった。 マダイを期待していたので、ちょっと・・・。
でも、なんとかボーズは免れた。    が、結局この日はシブく、これで終了。

その他、船中ではホウボウやマハタ、エソが釣れたのみ。
久しぶりに楽しめたけど、イマイチな釣果に終わってしまった・・・。


5月4日

帰省で岐阜県に行き、田植えの手伝いの合間に野池でバス釣り。
かなり減水していて、例年なら浅場にバスの姿が見えるのに今年はあまりいない。



野池の周りを歩いてめぼしい場所をチェックしていくと・・・「いた!ちびバス!」
早速、ちっこいワームでちょいちょいと誘うと・・・釣れました。



その後、2匹追加したところで風が吹いてきた。    また風か・・・。
ちょうど正午になったので、撤収。      ここでも、イマイチ。


5月6日

前日によねさん達が山梨北部の渓流に来て、その状況を教えてくれた。
いつも行っている場所はイマイチだった様なので、オレは違う場所に行ってみた。



フライで釣り上がって行くがイマイチ出ない。    GW中かなり人が入ったのか?
しばらく釣り上がって行くとエサ師がいた。 「ああ、この人の後を釣っていたのか」

なので、午前中はちびっこイワナが2匹だけ。 昼食後はその下流部をやってみる。
すると、いきなり良型イワナが水面を割った。  #2ロッドが気持ちよく曲がる。



「なんや、いるやん!」   それから中小のイワナがポツリポツリと顔を出す。
この辺りはあまり攻められてない様だ。  ちょうど竿抜け場所だったのだろうか?








イワナは早い流れの中では出ず、反転流など緩い流れにいた。
夕方までやって、余裕でツ抜け。  20cmを超える中型が多かったので楽しめた。


5月7日

久しぶりに暗い時間から浜に立つが、風が強くてなんか寒い。
やっぱり、案の定、相変わらず、釣れないので、とっとと山梨中央部の渓流へ移動する。

フライで釣り上がって行くが、GW中攻められたのだろうほとんど反応が無い。
やっと出ても食ってない。   掛からない。   食ってもバレる。

しかし、木の枝が川を覆うエリアにくると反応が良くなった。
やはり、こういうやりにくい場所は竿抜けになっているのだろう。

狙い通り反転流でイワナが出る。   しかし、ほとんど吸い込むような感じなので、
フッとフライが消えたら食っていた、なんてことが多かった。


午前中いいカンジで釣れたので、気分良く遅めの昼めしを食ってちょっと車のシートに
体を預けて目をつぶると・・・あっという間に2時間が過ぎていた。

時刻は・・・16時?   晴れていた空が黒い雲に覆われてきていた。
もうやめようかと思ったが、「ちょっとだけ!」と、諦め悪く再び入渓。

しばらく釣り上がり、小さな反転流にフライを落とすとアマゴが垂直に飛び出してきた。
でも、乗らない。  再び投下。    出た!が、一瞬掛かったがすぐバレた。

「ああ~、針に掛かるともう出ないよなぁ~」と、言いながら再度投下すると、
また体が出るくらい垂直に飛び上がり、今度はうまく食った!

「うひゃ~!こんな事ってある? どんだけ腹減ってるねん?」と、
突っ込みを入れながら、#2ロッドでヤツの突っ込みに耐える。



上がって来たのは良型のアマゴ。    いや~、オモロかった。
GWの締めくくりにしては、ツ抜け手前まで釣れたしいい魚も釣れて良かった、良かった。


「 連休は  竿抜け場所を  探しましょ 」



END
  

2022年05月09日

場所とタイミング

4月20日

暗いうちから浜へ出撃するが、横風強風。 ルアーが飛ばない。 タイミング悪っ!
相変わらず海には嫌われているな~。   で、とっとと山梨中央の渓流へ移動する。



晴れ間は見えているけど、気温は低め。    平日なのに、釣り人がいる。
そして、ここも風が強い。  「これも修行!」と、言いながらフライで釣り上がる。

時折強く風が吹くときはキャストせずに止むのを待って、また再開する。
風でラインが流されて思い通りにフライを流せない。  「あ~、イライラする!」

それでも、ちびっこアマゴはフライに反応してくれる。
スレているのでなかなか食わないヤツもいれば、一発で食って来る時もある。



魚の反応はバラバラだが、難しい場所に一発で通せた時はフライへの反応がいい。
しかし、時々出てくるいいサイズの魚は、なかなか食わない。   掛からない。

釣れたのは、大きくても17~8cmほど。    他はちびっこ。
一日中風に悩まされたけど、ぼちぼち遊べた。    しかし、今年は型が小さい。



昨年あたりからシブくなった様な?  それに最近、イワナの姿をあまり見ないな~。
もう既に釣り切られたのか?   人的圧力で警戒して隠れて出てこないのか?



後者なら、もうそろそろ食欲が警戒心を上回る頃だと思うのだが・・・。


4月23日

今シーズン初めて、よねさん、goo~さん、カズさんが静岡から山梨北部の渓流に
来られるというのでご一緒させてもらうことになった。

と、その前に別河川の気になる場所をチェックする。   手っ取り早くルアーで。
すると、一投目から4~5匹のアマゴがわらわらとルアーの後ろをついてくる。

こんな事はもう何年も見ていない光景で、「まさかや~!」と声が出る。
しかし、スレている様でなかなか食わないが、あれこれやってやっと一匹目。



丸々と太った、いい体形のヒレピンアマゴ。



その後もいい感じで釣れる。   平均サイズは20cmだが、皆ヒレピン。



朝の1時間ほどであっさりツ抜け。    ちょうどタイミングが良かったのか?
その後、静岡御三家と合流し、フライで釣り上がる。   ・・・が、シブい。





よねさんと前後しながら釣り上がるがイマイチで、なんとかイワナを1匹。
別場所に入ったgoo~さん、カズさんは良い思いをしたようだ。



昼飯を食ってから、別河川に移動。  すると、まったく魚の気配がない。
「おかしい、おかしい?」と、ひとりブツブツ言いながら釣り上がる。

集合時間になった頃、上流から二人、下流から二人、エサ師が戻ってきた。
「ああ、だから魚がいなかったんか・・・」  がっくりと肩を落とす。

その後は朝良かった場所にみんなで移動する。
オレとgoo~さんは、ルアーに持ち替えて釣り上がって行く。



が、朝ほどの魚影は見えない。  「おかしいな~、どこに行っちまったんや?」
時々、ルアーを追って来る姿が見えるが、なかなか食わない。

今日は、朝一以外はことごとく場合選定をハズしているから不安になってきた。
ずいぶん釣り上がったところで、やっと一匹目のアマゴ。 「やれやれ・・・」  

その後なんとか3匹のアマゴを追加できたが、夕方はイマイチだったな~。
しかし、この川でこんなに魚影が濃いのは久しぶりだ。



ひと昔前を思い出す。  でも、この魚たちも、GWには釣り切られるのだろうなぁ。


「 魚影濃し  良かった頃を  思い出す 」




END
  

2022年04月25日

スレてる渓魚

4月9日

下手な鉄砲数撃ちゃ何とかで、海行って川行って・・・ってやっているけど、
相変わらず海では全然当たりませんけど?



で、今回もとっとと山梨中央の渓流へ転戦。  気温は高く、たくさん虫が飛んでいる。    
「今日は釣れるぞ~!」と、フライロッドを持って入渓しようとした時呼び止められた。

地元のエサ師だ。   「最近は東京方面から平日にどっと人が押し寄せてくるので
土日は釣れない」ってぼやいていた。 最近魚が非常に警戒しているのはそのためか。

釣りを始める前から嫌な話を聞いたな~なんて思いながら、ドライで釣り上がって行く。
人的圧力が強い様なので、開けた場所は態勢を低くしてアプローチする。

すると、緩い流れの中で出た!   #0ロッドが気持ちよく曲がる。
「お、最近ではいいサイズなんじゃない?」と、うれしくなる。23cmのアマゴだ。



その後は合わせれば飛んでくる様なちびっこアマゴが、飽きない程度に相手をしてくれる。
そしてまた#0ロッドが気持ちよく曲がった。  これも痩せているが23cmほど。



遅い昼食を取った後、「イワナを釣っていないな~」と、イワナが濃いエリアに移動。
しばらくはちびっこアマゴが釣れていたが、小さな反転流でやっとイワナが出た!



17cm程だったが、これで十分。  ・・・やれやれ。
その後も元気なちびっこが相手をしてくれ、計アマゴ13、イワナ2・・だったかな。



やっと魚の活性が上がって来たかな。でも、今年の山梨渓流は人的圧力がハンパなさそう。
昨年からコロナ禍で渓流ブーム到来とかで、北の渓流もかなりシブい様だし・・・。   


4月17日

このところイマイチパッとしない天気が続いている。
昼から雨になる予報なので、少し早めに家を出て北の渓流へ出撃してみた。



前日も雨は降ったが、水量等に変化はない様だ。とりあえずルアーで釣り上がって行く。
しばらく釣り上がっても魚の気配がない。   噂には聞いていたが、やはりシブい。

ルアーの流し方などあれこれ変えて、やっと小振りなアマゴが釣れた。
やれやれ・・・と、ひと安心したが、その後は音沙汰なし。



早々に引き上げて別の川に行ってみる。   気温は低めだが、青空が広がっていた。
ここはイワナ狙いなので、フライで釣り上がって行くことにする。



やはりここもシブい。   魚影が見えない。   石の下に隠れているのだろうか?
石と石の狭い間、木の枝が邪魔な場所など、竿抜けとなる場所を丹念に攻めていく。

が、何の障害物もない開けた場所の反転流で、イワナがフライを吸い込んだ。
「え?こんなところに?」っていう感じでなんだか拍子抜けして思わず笑ってしまった。



その後も時々反応は見せるもののフライを食ってこない。  やっと掛けたイワナも
バラしてしまい・・・「ああ、」と、空を仰ぐといつの間にか雨雲が広がっていた。

正午頃、予報通り雨が降り出した。    う~ん、なんとも消化不良な一日だった。
でも、今の山梨北部渓流の状況が分かったのでヨシとしよう。


「 ブーム来て  スレた魚と  知恵比べ 」




END
  

2022年03月24日

あともう少し

3月12日

約一か月ぶりに浜に行ってホゲったあと、山梨中央の川に行ってみた。
先週よりもだいぶ雪が解けていたので、ここ最近急に暖かくなったのを実感する。



しかし、相変わらずの渇水状態。  ぽかぽか陽気に誘われて虫が飛んでいる。
となれば、やっぱフライでしょ!と、水面勝負で釣り上がって行く。

しばらくは反応が無かったが、小さな反転流でやっと一匹目が顔を出した。
ちびっこアマゴだがうれしい。  「なんや~、釣れるやんか~。」と、笑顔になる。



その後も大小さまざまなポイントを狙って釣り上がって行く。
魚はいる。   フライにも反応する。    が、なかなか乗らない。

合わせを入れた時、一瞬魚の重みを感じるのだが、バレてしまう。
フライを小さくしても同じ。    まだしっかり咥えていないのだろうか。

そんなことを考えながら釣り上がり、3匹のアマゴを追加した。
最大でも20cm無いくらいのサイズだが・・・。



フライを突いてすぐに岩陰に隠れてしまうのを見ていると、人的圧力が効いているのか。
もう少し暖かくなって、水量が増えれば警戒心より食欲の方が勝るだろう。


3月13日

出かけるつもりはなかったのだが、家族みんな出かけてしまったので、「それならば」
と、お昼前後の勝負で山梨北部の渓流に出かけてみた。

この日もポカポカ陽気ですっかり春の天気だ。
しかし、渓流は思ったほど減水していなかったが、まだ雪がたくさん残っていた。



この陽気で雪解け水が流れ込み、水温が下がっているかも?と、ちょっと心配になる。
虫は飛んでいないので、ルアーで様子を見てみる。

時々石の下等から魚がルアーを追いかけてくる姿が見えるが、すぐに引き返してしまう。
まだまだ活性が上がってこんか?    それでもしつこく誘って何とか一匹目。



ここもバラシが多い。   まだ活性が低くしっかり食ってこないのだろう。
その後も少し早いペースで、めぼしい場所だけを撃っていく。

昼を過ぎると少し活性が上がって来たのか、開けた場所で魚が泳ぐ姿を見る事が出来た。
ルアーを追う距離も少し長く感じた。 そんなこんなでちびっこアマゴを3匹追加した。



魚はいるのだがイマイチ追いが弱い。  北部の渓流はまだ冬を引きずっているようだ。  
雪解けの冷たい水がなくなったら、本格的な渓流シーズンに突入するのかなぁ。




「 あと少し  春まで足りぬ  季節かな 」




END
  

2022年01月14日

年末年始はニジマスで

12月29日

毎年恒例の、バス釣り仲間3人で管釣りDE釣り納め。
今年もコロナの影響で、山梨県南アルプス市にある「ウエストリバー」に行った。



O氏が子供二人を連れて来たので、彼は付きっきりで指導に当たる予定だ。
客が来ると放流もしてくれるし、キビシイレギュレーションもないので、釣れる。

とは言うものの、今日はイマイチ食いが悪い。 それでも、魚の反応を見ながら
あれこれ試して楽しむことができる。    釣った魚は持ち帰る予定だ。



ここの魚はきれいな水で育てているので、臭みがなく美味。
年末に帰省する予定なので、とりあえず20匹ほど持ち帰るつもりだ。

小振りなニジマスは”素揚げ”にして、マヨネーズなどを付けて食うと美味いのだ。
長野の郷土料理”円揚げ”ってやつだ。  大きな魚は塩焼きやムニエルにする。   

その他の魚は、今回も全てしなかも氏が持ち帰ることになっている。
で、開始2時間ほどでオレの分の倍近くは釣れていたかな。

その後も場所を入れ替えたりして移動しながらボチボチ釣って行く。
ちびっこたちも飽きずに竿を振っている。  釣りガールになれるかもね?

後半はミノーで連発。   川をせき止めている管釣りならではの、
流れを利用した釣り方が活きた。 釣りすぎたので、後半はほとんどリリースした。 
  


陽が陰り、寒くなってきたので、15時半に終了。
しなかも氏のお持ち帰りは、55匹ほど・・・。  捌くのが大変だ~。

ま、今年もこうやって一緒に釣りが出来るというのは、幸せな事だ。


12月30日中潮

今回がほんとの釣り納め。  で、浜に出撃するがヒラメからの反応はなかった。
「やっぱ、あかんか~。」と、肩を落として潤井川に移動する。



今回も”フライ縛り”で様子を伺う。   ・・・そして、早速2バラシ。
やっぱ、最終日もキビシイな~。  見えてる魚がいたので、ちょっと狙ってみる。   

相変わらずドライでは出ないので、水中戦に持ち込む。
何度か魚がいた辺りを流してみると、食った! 最初の走りは耐える事が出来た。 

しっかりフックアップするために追い合わせを入れる。 そして、「あせるなよ~」
「ゆっくり行けよ~」と自分に言い聞かせる。  絶対にバラしたくない。

何度も走られたが、今回は大丈夫。    なんとかネットインできた。
「よ~し、よ~し!」と、うれしくなった。   きれいな魚体の45cm。



この魚を釣ったあと、強い北風がが吹きはじめた。急にフライがやりにくくなった。
それでも魚を掛ける事が出来たが、やっぱりバラシ連発。

昼飯を食った後、急に睡魔が襲ってきた。   なんか疲れたな~と思ったら、
オレ、昨日も一日中釣りしてたなぁと気づく。   で、昼寝をしたらもう夕方。

「・・・もう、いっかぁ。」と、これで2021年の納竿にした。


1月8日中潮

ちょっと遅めの釣り初めは、浜に出撃。   海からのお年玉はもらえず・・・。
それなら冬季エリアで、もらおうかと思って行ってみると、・・・どちゃ濁り。



「・・・なんじゃこりゃ~?」上流域で工事をしているようだ。
仕方なく竿を出してみるが、反応なし。  ルアーもフライもアタリもない。

それでも昼まで頑張ってみたけど、ムリ。 「初釣りでこの仕打ちはないやろう。」
で、昼めし食ってふてくされて昼寝をした。・・・15時半、「あかん、寝すぎた。」

川を見るとすっかり濁りは取れていた。「うわ、マジか?」と、慌てて支度して出撃。
それから日が暮れるまでやったが、案の定、2バラシ。   「・・・はあ。」


1月10日小潮

一日置いて再び出撃。    ・・・そしてまた海坊主。
3連休の最終日、キビシイとはわかっているが、また冬季エリアに行ってみた。

魚影は確認できるのだがどれも底べったりで、フライを流しても見向きもしない。
場所を移動しようと一旦道路まで上がり、川を覗くとさっきの魚が浮いてきていた。

しばらく様子を見ていると、ふらふらして・・・ライズ!?
「しめしめ・・・」と、下流側に回り込み、ドライフライにチェンジ。

何度目かの流しで・・・出た!乗った!   「うひょ~!うれし~!」
ヤツは何度も何度も首を振り、走り回りジャンプして抵抗する。

バラさないかとひやひやしながら、無事ランディングに成功。
今年の初物は、ドライで仕留めた銀ピカの45cmだ。 
  


バス、シーバス、青物、トラウト等、やっぱ、水面勝負で釣るっていうのは
うれしさが違うよね。   同じ一匹なのに、価値が違うと思ってる。

昔、バスやってる時に「TOPで釣った1匹は、ワームで釣った10匹に相当する。」
なんて、仲間内で話してたな~。   あくまでも個人的な価値観やけどね。



昼飯を食ってから、またあれこれやってみたけど、結局2バラシ・・・。
やっぱ、フライの水中戦は難しいな~。


「 ニジマスは  釣り味も良く  食味良し 」




END
  

2021年12月31日

寒い冬季エリア

12月11日小潮

前回、いいサイズのヒラメが釣れたので、その成功体験をもとに朝早くからルアーを
投げ倒すがアタリもないままに朝を迎えた。   ・・・またイチから出直しです。



その後は冬季エリアでニジマスを狙うが、最近の潤井川事情はイマイチパッとしない。
釣れてる人もいるのだが、皆さんの話を聞いているとやっぱりシブいと・・・。

最近はフライ修行と称して、できるだけフライで釣るようにしている。
イマイチ、ピンとこないフライでの水中の釣り。   どうもうまく流せない。

バラシも多い。 そして、かけた後の魚とのやり取りは、フライの方が難しいと思う。
ルアーはラインも太く、リールのドラグとロッドのしなりで勝手に対応してくれる。

しかしフライはラインは4lbくらいで、リールのドラグは有って無いようなもの。
掛けた直後のファーストランは指ドラグなので、大きい魚はそこでラインブレイク。

と、いう事で今日も朝からフライで様子を伺ってみる。
魚が付きそうな場所を撃ちながら移動し、ようやく掛けた魚もやっぱりバラす・・・。

しかし昼前、川底に定位する魚を狙ってフライを流すと食った!
バレないように祈りながらファイトを楽しみ、無事ランディング。「やれやれ・・・。」



昼食後、今度はルアーに持ち替えて流れの早い場所を狙ってみる。
すると、流心からルアーが抜けた瞬間にガツンと来た。



「やっぱりいるやん~!」と、ほくそ笑む。
その後は2バラシ・・・。   ルアーでもバラシが多いな~。

で、車に戻ると隣に駐車している車の人が話しかけてきた。
「釣れました?」「何とか一匹だけ。」「今の時期じゃあ、一匹釣れたら上等ですよ。」

「その竿、スーパースティンガーですよね?」 「そう、これで釣るとおもしろいよ。」
「俺なら68じゃなくて72を使うな~。」    「・・・?」

「これでも十分獲れるよ。魚が暴れないからね。」と言ったがそれ以上は話さなかった。
初対面でいきなり、人が使っている竿にイチャモンを付けてくるこいつはなに? と。

こちらから相談した訳でもないし、釣り仲間のの親切心からくるアドバイスでもない。
仲間と大きな声で自慢話をしているのを見ると、マウントを取りたいだけなのかもね。

とっととその場を離れて、またフライ修行。  しかし、安定の2バラシで終わった。
「う~ん、やっぱりイマイチパッとしないな~。」


12月19日大潮

朝の最低気温がぐっと下がったこの日、予想最低気温は0℃。
こんな寒い日は朝まで布団にくるまってりゃいいものを・・・と、思いながら出撃。

寒いのでそんなに人はいないかな?と、思っていたが浜にはズラッと人が並んだ。
かじかむ手を、使い捨てカイロで温めながらルアーを投げ倒すが、釣れたのはボラだけ。



ボラもいい引きをするのだが、如何せん外道中の外道。
外洋に面した場所で釣れたボラは鯛みたいで美味いらしいが、イマイチ食う気がしない。

で、陽が昇ると、これまた釣果が”寒い”冬季エリアに移動した。
そしてまた、魚の姿を探して歩いていくと、浅瀬で魚が定位しているのが見えた。

オレの影でフラッと居場所を変えたのを、このふし穴の様な眼は見逃さなかった。
で、下流からそっと近づき、ドライフライを流してみる。「・・・出ろ!・・・出ろ!」

すると、何度目かの流しで出た! 「よっしゃ、水面に出た!」と、うれしくなった。
40cm無いかという魚体だったが、今季初ドライフライの獲物。 サイズじゃない。



なんとなくこれで気分が良くなった。   そして、気持ちに余裕が出てきた。
しかし、その後夕方までラインブレイクやバラシの連発。 ・・・あかん、へたくそ。

「なんでやねん!」と、イライラは募り、まったく余裕がなくなってしまった。
逃がした魚は片手では足りないくらい。  「・・・はあ、勉強になりました。」


「 魚見て  キラリと光る  ふし穴眼 」




END
  

2021年12月24日

肉厚寒鮃

11月27日小潮

釣れない海からとっとと冬季エリアに移動して、よねさん、カズさん、goo~さん達と
合流してニジマスを狙う。   今回は、フライ縛りで勝負をかける。



しかし、相変わらず食いが浅いのかバラしてばかり。
「シブいね~」などと言いながら、みんなで「さのめん」さんに行く。

この焼きそばも楽しみのひとつ。  ひとりだとコンビニ弁当などでチャチャッと
済ませてしまうけど、みんなで食うと食事も美味い。

潤井川漁協さんの頑張りで、ここは釣り券を見せると、たまごのトッピングを
サービスしてくれる。   ありがたい話やなぁ。

で、昼からはぶらぶら歩いて空いてる場所を探すがなかなか見つからず、結局
よねさんのいるところまで来てしまった。   

すでに何匹か釣ったようで場所を譲ってくれた。  そして早速、2バラシ。(汗)
その後はなんと数匹のニジマスを釣ることが出来た。



一発、デカイのを掛けたが下流に走られ、しばらく一緒に走ったがラインブレイク。
「ああ、まあ、こんなものか・・・」と、笑ってごまかすしかなかった・・・。


12月4日大潮

波が高く荒れた浜から手ぶらでの帰りに、また冬季エリアに行ってみた。
ルアーでやってみるが相変わらずバラしてばかり。

そんじゃ、フライで・・・と、昼から場所を変えてやってみる。
いいサイズのニジマスが泳いでるのが見えたので、何度かニンフを流してみる。

仕掛けはマーカーを付けたルースニングというやつだが、まったく食ってこない。
このやり方はあまりやった事ないので、イマイチ感じがつかめない。

で、マーカーを外して水底を転がし、ラインの張りでアタリを取るやり方に変えると
ラインが止まった。   聞き合わせ気味に合わせを入れると生命反応が!

乗った!   狙っていたニジマスが水底で体をくねらせている。
「よ~し、よ~し、いいよ~!」と、ひとり悦に入る。

ヤツは初めは上流に向かって走ったが、次は流れに乗って下り始めた。
何度かコケそうになりながら急いで一緒に川を下り、緩い流れでなんとかランディング。



ちょうど50cmのニジマスだ。   「あ~、オモロかった!」     
その後も二回ほど掛けたが、バラして終わり。  ああ、フライでもあかんか~。


12月7日大潮

朝の暗いうちから浜へ出撃。  波は落ち着いていた。
平日なので人も少なく、あちこちポイントを見て回る。  やっぱ平日はいいなぁ。

東の空が少し明るくなってきた頃、”ガリッ!”という感触とともにリールのハンドル
を巻く手が止まった!   すかさず合わせると、グーンと竿が曲がった。

1テンポ遅れてグングン!と生命反応が返ってきた。
「おお!?いいサイズやぞ!」  久しぶりの重量感を味わいながら浜にズリ上げた。



55cmのヒラメだ。    久しぶりに50cmを超えたな~と、ニンマリ。
今が時合いか?と、すぐに海水を入れたビニール袋にヒラメを生きたまま入れて続投。

しかし、その後は何の反応もなく陽が昇ってしまった。
でもとりあえず、休みを取って来た甲斐があったな。 ヒラメは重いが、足取りは軽い。



その帰りにまた冬季エリアに寄ってみた。    ここは、平日でも人が多い。
なので、ここにいる魚たちは警戒心が強く、バラしてばかり。

今日は昼から雨が降る予報だし、夕方には用事があるので昼までの3時間勝負だ。
ルアーで様子を伺ってみるが早速2回連続のバラシ。

しかし、魚はいる。  休日よりは人が少ないので、警戒心もそれほど強くないのか?
で、3匹目でようやくしっかりと食ってきたのでなんとかランディングまで持ち込めた。



40upのニジマスだ。    その後は、1キャッチ、1バラシだった。
魚の活性は高そうなのでフライもやってみた。一発デカいのを掛かけたが浮いてこない。

水底にへばり付いて竿は満月。   「こりゃ、急に走り出したらヤバイなぁ」と、
思った途端走り出した。 咄嗟にラインをくれてやったが間に合わずラインブレイク。

ラインの途中から切れていたので、知らぬ間に傷がついていたのかな?
なかなかうまくいかんな~と、思わず空を見上げると正午のチャイムが鳴った。



ま、今回は久しぶりにいいヒラメが釣れたので、優しい気持ちで早上がりしたのだった。


「 獰猛で  強いアタリの  寒鮃 」




END