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2021年05月31日

回復傾向?

5月15日

天気予報では雨が降るかも?という空を「降るなよ!」と睨みつけながら、
山梨北部の渓流を目指して車を走らせた。 はたして渓魚のご機嫌はいかがなものか?

回復傾向?

車から降りると曇っているせいか少し肌寒いので、カッパを着込む。 
虫も飛んでいないので少々不安を感じるが、「まあ何とかなるやろ?」

GWの人的圧力から少しは解放されたことを期待しながら川に降りていくと、
緩い流れの中で良型イワナが泳いでいるのが目に入った。

「おお!早速、いたね~。」と、はやる気持ちを抑えて大きく下流側に回り込む。
姿勢を低くしながらヤツがいる場所に近付いて行き、フライを緩い流れに乗せる。

フロータントをたっぷり刷り込んだフライが流れの中にぽっかりと浮かぶ。
フライがヤツの頭上を過ぎて行き、「反応しないか?」と、思った途端、
ヤツは踵を返してフライを追いかけ、大きな口を開けてフライを飲み込んだ!

ひと呼吸置いてから、竿を立てて鋭く合わせを入れると、竿が大きく弧を描いた。
「よっしゃ~!一投目できた~!」と、良型の引きを存分に味わう。

回復傾向?

この日の一投目で仕留めた一匹目は、25cmの良型イワナだった。
砂地の上に定位していたので体色は白っぽく、静岡の釣り仲間の言う「白イワナ」だ。

これで気分を良くしたのでさらに釣り上がって行く。
一匹目のイメージが強く残っているので、流れのある場所も入念に狙っていく。

しかし、何度もフライを流したあと、不用心に立ち上がると足元から魚の影が走る。
いることはいるが、どうやらGW中に”ニセモノを見極める力”が付いたようだ。

とはいうものの、反転流や石の奥には腹をすかせたイワナがいるようで、
時々我慢できずに水面に顔を出してくる。

回復傾向?

不思議なことに釣り上がるにつれ魚のサイズが小さくなり、明らかに新しい踏み跡を
見つけた頃には全く反応がなくなっていたので、この先はあきらめて昼飯にした。

場所を移動してしばらく反応のない川を釣り上がって行き、倒木がある場所にきた。
ここは以前、良型が釣れた場所だが緩い流れの中に姿は見えなかった。

それでも、もしかして・・・と、低い姿勢で近付いて行く。
倒木を気にしながら流心にフライを浮かべるが、どこからも姿を現さない。

「やっぱりいないか・・・?」と、あきらめる前に目の前の淀みにフライを置いた。
すると、いつの間にかその淀みの奥の大岩の下からイワナが出てきていた。

ギョッとして身動きができない。  なんせ、魚はこっちを見ているのだから・・・。
しばらく息を止め、瞳孔が開いた状態でそのままじっとしていると、魚が横を向いた。

そして、水面に浮かんでいるフライにス~ッと近付いて行き、パクッと食った!
倒木があるので手を広げるようにして、横方向に鋭く合わせを入れる。

「乗った!」  狭い範囲で竿を左右に倒しながらヤツの突っ込みをしのぎ、
中腰のまま岸にずり上げた。    これも良型、27cmのイワナだ。

回復傾向?

「あ~、ドキドキした!」と、ひと安心。 体から一気に力が抜けるのがわかった。
リラックスして更に釣り上がって行き、数匹のイワナを追加した。

夕方、別の川に行ってみたが、すぐ上流にルアーマンが割り込んで来たり、
他人の踏み跡だらけで魚は警戒しまくっていたり,石に着いた苔で足を滑らせ足首を
捻ってしまったり・・・とイマイチだった。

回復傾向?

それでも心配した雨も降らず、GW中に叩かれまくった川も
徐々に落ち着きを取り戻しつつあるってことが分かったのでよかった。


5月22日

また週末は海が荒れているので、山梨北部の渓流に出撃しようと思っていたら、
よねさんカズさん達も出撃するという連絡が入ったので、合流することになった。

回復傾向?

彼らが到着する前に、気になる川をひと流し・・・で、小振りなイワナを一匹。
合流してからいつものお気に入りの渓流を釣り上がる。

しかし、なんだかイマイチ出が悪い。   反応はあるものの針にかからない。
何とか一匹小振りなイワナを釣り上げることができたが、納得がいかない。

27cmほどのいい顔したイワナを釣ったよねさんは、ニコニコしていたが・・・。

回復傾向?

昼食後、別の川へ移動し様子を見てみる。   ここも実績がある場所だ。
それなのに、やはり同じようにシブい。   ここでもなんとか一匹釣れただけ。

回復傾向?

大岩の横で何度もフライに反応するが食わない魚を、呆れながら見ているしかなかった。
2時間ほどであきらめて、ひと山越えて別の川に移動。

ここはまだ人が入ってなかったようで、短い区間で4匹のイワナが水面を割った。
サイズも良く、やっとまともな釣りができた感じだ。

回復傾向?

ここでよねさんたちはタイムリミットを迎えたが、オレはもう少し居残り残業。
別の川で竿を出してみた。  ここは最近は人が多くて、スレ切っている印象の川だ。  

ところが、ここも人が入ってなかったのか? はたまた時間帯か?
短時間で4匹のイワナに合うことができた。   「う~ん、どういうこと?」

回復傾向?

たまたまなのか?復活してきているのか?いつどこを釣るかで、釣果が大きく変わる。
いずれにせよ、魚はいるってことやな・・・。

回復傾向?


「 九寸と  目が合いからだ  硬くなる 」




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この記事へのコメント
GWの喧騒も去って、季節も初夏へ向かいつつあるせいか、タイトルのとおり渓は回復傾向にある感じがしますね。
15日の9寸イワナの出るシーンは、自分が少し前に大井川の支流で出会えた良型と対峙したシーンとぴったり重なって、魚と目が合ったドキドキ感が良~くわかりましたよ。
さて、現地でご一緒いただいた22日は、入る渓によって随分と魚の反応が違いましたね。
特に午後一番の渓は反応が悪くて、もっと早めに見切りをつけて移動した方が良かったなぁと後悔しています。
6月に入って鮎漁が解禁になりましたから、渓流人口も少し減るのではないかと期待しています。
またタイミングが合いましたら、ご一緒いただければと思います。
Posted by よねさん@鱒美 at 2021年06月01日 21:25
よねさん@鱒美さん、まいどで〜す!
イワナって、思いがけない時に思いがけない場所から出て来るものですね。
なかなか緊張感漂うやり取りでした。
例年だとこれからしばらくは渓流も
静かになって魚たちの活性も上がる頃ですね。またお会いするのを楽しみにしています。
Posted by オッチャンAngler at 2021年06月02日 22:59
 
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