バラシの王様

オッチャンAngler

2015年04月27日 22:01

4月23日

暖かい日が続き、そろそろ渓魚の活性も上がってくるかと、山梨北部の渓流に行ってみた。
晴れた青空の下、中流域を釣り上がって行く。



川は先週の長雨で濁りはないものの増水している。
想像に反して魚の泳ぐ姿も見えないし、ルアーを追ってくる姿も見えない。

流れの中に頭だけ出ている石の横をルアーが通ったとき、ギラリと銀色の魚体が光った。
やっと来たと喜んだのもつかの間、バレてしまった。

それから更に2連続バラシ・・・。
どうやら活性が低く甘噛みしていて、掛かりが浅いようだ。



そしてやっと、レギュラーサイズのアマゴをキャッチする事が出来た。  「やれやれ・・・」
その後も何度もバラシを繰り返しながら、数匹のアマゴが釣れた。



昼頃、桜が満開の時期を迎えた上流部に移動。
ここも魚の状態は同じで、甘噛み&バラシの連続。

イワナとアマゴを数匹釣った後、やっといいサイズのイワナが出た。
足元まで追ってきたのを、チョイチョイと誘って食わせたのだ。



中流域に下りて久しぶりにゆうまずめまでやったが、バラシX2とルアーロストX1で終わった。
・・・バラシた数は、余裕でつ抜けている。   まったく、トホホな話である。




4月25日

一昨日バラシまくって、不完全燃焼だったので再度、山梨北部の渓流に出かけた。
中流域で開始早々大きな魚体が、ルアーの後ろでギラリと光った!

でも、わずかなテンションが掛かっただけだった・・・。  「・・あれは、ニジマスだったかも?」
それから今日もバラシのオンパレード。



針先のチェックをしたり、少しねむりを入れてバレにくくしてみたりしたけど、・・・バレる。
既にバラした数は”つ抜け”・・・。   別の川でやっている局長からメール、「3ゲット」。

更に別の川でやってるN氏も「釣れてるよ」と連絡があり、半泣き状態で釣り上がる。
そして、やっとレギュラーサイズのきれいなアマゴが釣れた。



昼からは、心が折れそうなので気分転換に上流部に移動して、フライに替えてみる。
「魚の食いが悪いなら、フライで見せて食わせよう。」というコンタンなのだ。

そして、「出た!」・・・乗らない。 「出た!」・・・乗らない。 「フライまで、それかい!?(泣)」
これまでに”出た”のはすべてアマゴ。   今のアマゴはそんなにシビアなのか・・・?

イワナが出れば何とかなるかも?と、釣り上がって行くと流れの脇をゆっくり流れるフライの
下から黒い影がゆらりと浮上してきて、ゆっくりと水面のフライをくわえ込んだ!

「よっっしゃ!今度は完全に食った!・・・イワナや!」
#0番のフライロッドを心地よく曲げてくれたのは、いいサイズのイワナだった。



その後もきれいなイワナが釣れた。
イワナはしっかりとフッキングするんやけど・・・。



夕方、なんとなく納得がいかず、再度中流域に戻ってルアーで勝負することにした。
N氏は「いっぱい釣れた」と言い残して、とっとと帰って行った。   「にゃろ、余裕やな・・・」

比較的魚影の濃い場所に行くと、局長がいた。   で、二人で釣り上がる。
本日の”バラシ王”を哀れに思ったのか、先行させてくれた。

で、数投目で小振りなアマゴを難なくキャッチ・・・「そうやな、この感じやんなぁ。」
それでもバラシとキャッチを繰り返す。     局長はいいサイズのアマゴを釣っていた。

「う~ん、今回はアマゴとタイミング(のようなもの)が全然合わなかったな~。」





END


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